Q.エアコンを設置するのに最適な場所はどこ?
ざっくり言うと
A.吹き出し口を塞ぐものがないか、付近に専用コンセントがあるかをチェック!
エアコンは家のどこにでも取り付けできるわけではありません。室内機、室外機ともに設置場所にはさまざまな条件があります。その条件をクリアしたうえで、最適な場所にエアコンを設置することが大切です。光熱費を抑えてより快適に過ごすため、エアコンの設置場所のポイントを紹介します。
まずは、室内機の吹き出し口付近を障害がない状態にしましょう。吹き出し口付近に背の高いタンスや大きなシャンデリアなどがあると、部屋全体に風が行きわたりません。また空気が室内機周辺に溜まることにより、部屋全体が設定温度に達したとエアコンが誤って認識してしまう可能性も。運転が止まったり、風量が弱くなったりすることもあるので、吹き出し口周辺は何もない状態を心がけましょう。専用コンセントが室内機の取り付け付近にあるかも重要なポイントです。もしない場合は、工事ができる場所かどうかを事前に確認します。また室内機の設置場所がベストでも、小さすぎるエアコンでは能力を最大限に発揮することはできません。サイズが合っていないと常にフル稼働で運転しているため、電気代が余分にかかったり、壊れやすかったりすることも。小さなサイズのエアコンはリーズナブルではありますが、長い目でみると実は割高に。部屋にぴったりあったサイズのエアコンを選ぶことが大切です。
室外機の設置場所の注意点
室外機は室内機よりも重量があるため、地盤が不安定だとバランスを崩して倒れてしまいます。安定しているしっかりとした地盤に設置しましょう。壁や屋根に取り付ける場合は耐久性もチェックします。直射日光があたる箇所もNG!日よけ専用カバーを取り付けたり、よしずで日陰を作ったりするのもおすすめです。ただし室外機の吹き出し口を柵などで覆うのは放熱の妨げになり冷房効果が下がってしまうため要注意。
また、エアコンの能力を最大限に発揮させるためにも、スペースに余裕を持って設置することも大事。据付に必要なスペースはエアコンによって異なるので、前もって確認しましょう。
室内機、室外機の設置場所により、エアコンの性能はぐんと違ってきます。エアコンが持つ機能を最大限に活かして、長く快適に使いましょう。