空気清浄付きエアコンのメーカー別おすすめ6選

近年、花粉はもちろん黄砂やPM2.5問題の他、空気汚染やウイルス、アレルギー物質などに対して非常に関心が高まっています。家庭における空気清浄機の普及率も40％を越えていて、その関心の高さがうかがえます。

そんななか空気清浄機能が搭載されたエアコンが、各メーカーから販売され人気となっています。しかし、ひとことで「空気清浄付き」といっても、その内容はメーカーによってさまざまです。

この記事では、空気清浄付きエアコンにはどのような機能があるのか、また各メーカーのおすすめ機種についてくわしく紹介します。エアコンの買い替えや購入を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね！

エアコンの空気清浄方法は3つ

エアコンの空気清浄方法は「フィルター集じん方式」「微粒子イオン発生方式」「電気集じん方式」の3つに分けられます。どのような方法なのか、具体的にみていきましょう。

フィルター集じん方式

部屋の空気をエアコンに吸い込み、目の細かいフィルターに通過させることで、目には見えない微粒子の菌やアレルギー物質を除去する仕組みのことを「フィルター集じん方式」と言います。
昔からある方法でエアコン機能がない普通の空気清浄機は、このフィルター集じん方式が採用されていることが多いです。

微粒子イオン発生方式

その名の通り微粒子イオンを発生させて、部屋のなかにある菌やアレルギー物質を除菌・抑制させることにより、空気をキレイにするという仕組みのことを「微粒子イオン発生方式」と言います。

電気集じん方式

3つのなかで一番新しい空気清浄方法である「電気集じん方式」は、高圧放電で帯電させて汚れ物質を集じん部である熱交換器等で吸着する方法です。付着した汚れは自動的に屋外へ排出されるので、掃除の手間もありません。

メーカー別空気清浄機能付きエアコン6選

空気清浄機能は、どんなエアコンにもあるわけではありません。純粋なエアコンにプラスした機能なので、ハイスペック機器に搭載されていることがほとんどです。どれも各メーカーの最先端技術を集結したエアコンばかり。ここからは空気清浄付きエアコンを詳しくご紹介します。

シャープ

シャープの代名詞とも言える、空気清浄機の「プラズマクラスター」。

プラズマクラスターの技術を搭載したエアコンの新モデル「Airest（エアレスト） L-Pシリーズ」は、空気清浄機の業界基準JEM1467「集じん効率70％以上、騒音値50dB以下」をクリアしているハイスペックな機器です。空気清浄機に使われているシロッコファンを採用しているので、集じん力もグッとアップ！

「必然的にこうなった」というデザインもとてもスタイリッシュで、インテリアにもしっくり馴染みます。冷暖房を使用しながら空気清浄ができるだけではなく、空気清浄機単体として使用できるという点もポイントが高いです。

パナソニック

パナソニックの「エオリアXシリーズ」には、水から生まれた次世代の健康イオン「ナノイーX」が搭載されています。

菌や汚れ、アレルギー物質といったさまざまな汚染物質の抑制が期待できるため、部屋の空気をキレイに保てます。さらには、美肌・美髪効果まであるとか。特に最新モデルはカビに強く、家庭内で発生するカビのほとんどを抑える効果が期待できます。

たばこのニオイをはじめ、ペット臭や焼き肉臭といった気になるニオイの脱臭スピードも従来の機器に比べて格段にアップ。またエアコンでははじめて「日本アトピー協会推薦品」マークを取得しているため、アトピーやアレルギーに悩む方にもおすすめです。

日立

「白くまくんプレミアムXシリーズ」には、日立独自の技術である空気洗浄システム「凍結洗浄」をさらに進化させたクリーン機能が搭載されています。凍結洗浄とは、エアコン内部にある熱交換器を凍らせて霜を付け、その霜を一気に溶かし付着した汚れを洗い流す機能のことを言います。

またカビを抑える「カビバスター」やファンを自動洗浄できる「ファンロボ」も搭載されているため、エアコン内を常にクリーンな状態に保てるのもうれしいポイントです。しかも自動お掃除機能付きなので、お手入れラクラク！

またプラズマイオンを放出するので、カビ発生の抑制も期待できます。

富士通

AI機能が搭載された「nocria(ノクリア)Xシリーズ」は、富士通独自の技術である運転しながらエアコン内部を洗浄し、さらに停止後に加熱をする「熱交換器加熱除菌」を用いて、カビの発生を抑えます。

エアコン本体が常にキレイな状態を保てるので、お部屋のなかもクリーンに。また電気集じん方式を採用しているため、お手入れいらずで部屋の空気をキレイにすることが可能です。カビや細菌、花粉はもちろん極小である「PM2.5」にも対応しています。

三菱電機

「霧ヶ峰FZシリーズ」には、空気のなかにある水分に高電圧をかけて、水のミスト（微粒子）を発生させる「ピュアミスト」という機能が搭載されています。空気中に浮遊したミストがカビや菌、ウィルス、花粉に付着してそれぞれの活動をおさえるという仕組みです。

自動お掃除機能「フィルターおそうじメカ」が搭載されているため、日々のメンテナンスも簡単。さらにフィルターおそうじメカをはずすことも可能なので、エアコンの奥までピカピカに保てます。また保湿効果も期待できるため、肌や髪のうるおいもキープしてくれるといった、うれしい機能が満載です。

ダイキン

空気清浄機に力を入れているダイキンの「うるさらX　Rシリーズ」は、屋外から新鮮な空気を取り込み、エアコンを運転しながら室内換気がおこなえるすぐれものです。エアコンを使っていない時でも換気できるモードを選択できます。また、エアコンにはめずらしく加湿機能が搭載されているのも「うるさらX　Rシリーズ」の特徴です。

乾燥すると空気中のウィルスが飛び散るため、風邪をはじめ、さまざまな病気にかかりやすくなります。空気をキレイにしながら加湿もおこなえる「うるさらX　Rシリーズ」は、特に冬場の使用にむいているといえるでしょう。加湿された室内の空気を吸い込んで結露させて洗浄するため、エアコン本体もキレイな状態が続きます。

空気清浄機能エアコンをお得に購入するポイント

各メーカーから販売している空気清浄付きエアコンをご紹介しました。メンテナンスが必要ない、電気集じん方式や微粒子イオン発生方式を採用したエアコンが特に人気です。

どのエアコンも多機能で魅力的なものばかりですが、空気清浄機能が搭載されているエアコンは、ほとんどがフラッグシップモデル（最も上位に位置づけられるモデル）のため、価格が高くなってしまうのがネック。

予算の都合で、空気清浄付きエアコンをあきらめざるを得ないという方もいるでしょう。それでも「空気清浄付きエアコンが欲しい！」という方には、中古エアコンをおすすめします。

中古エアコンなら、新品エアコンの半額程度で購入が可能なことも！しかも市場に出回っている中古エアコンは、製造年数が5年以内の比較的新しい機器ばかりなので、最新エアコンと同等の機能を搭載していることも多いと言えます。

また中古エアコン専門業者の場合はしっかりとメンテナンス、クリーニングをおこなっているので、機能面も新品同様にまで復活していて安心です。万一の場合は、修理保証が付いているところもあります。

「空気清浄付きエアコンが欲しい！でも予算も抑えたい！」という方は、中古エアコンを選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。