古いエアコンの電気代は高い?買い替え時期も紹介
ざっくり言うと
- 古いエアコンは消費電力が大きい!買い替えは10年を目途に
- 最新モデルでなくても、5年以内に製造されたエアコンなら省エネ効果が期待できる
- 10年以上経過したエアコンはいつ故障してもおかしくない!エアコンの購入は計画的に
一般的に製造年数の古いエアコンは、電気代が高くなると言われています。とはいえ故障していないのにエアコンを買い替えるのはもったいない気がしてしまいますよね。
最新のエアコンは省エネですが、機器本体の値段もぐんと高くなるため、実際のところ買い替え費用と電気代、どちらが安くつくのかわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ひとくくりに「古いエアコン」と言っても、どれくらい前に製造されたかで性能は大きく変わってきます。
この記事では、古いエアコンの電気代はいくらくらいなのか、買い替え時期はいつなのかをご紹介します。「そろそろエアコンを買い替えた方がいいのかな?」と考えている方はぜひ参考にしてください。
古いエアコンの電気代が高いってホント?
それでは、具体的にエアコンの消費電力について見ていきましょう。エアコンの使用方法によっても違いは出るため、あくまで目安として参考にしてください。
たとえば、15年前の12畳タイプのエアコンの場合、消費電力が1266kWhに対して同じメーカーのほぼ同スペックのものが、10年前では1183kWhです。
年間の電気代でいえば、15年前は34,182円のところ、10年前では31,941円で、10年前に製造されたエアコンの方が、1年間で2,241円安いということになります。
※あくまで事例ですので、お住まいの地域や電力会社により違いがあります。
このように数値で見ると、やはり古いエアコンは消費電力が多く電気代も高いと言えるでしょう。
エアコンの省エネ化は2000年前後から進められているため、それより以前の機器はさらに消費電力が高くなります。20年前のエアコンが現役のご家庭もあるかと思いますが、電気代や環境のことを考えると買い替えを検討した方がいいでしょう。
新しいエアコンだと消費電力は低い?
それでは、最新エアコンの場合はどうでしょうか?
たとえば、先ほど紹介した12畳用エアコンの最新モデルをみてみましょう。2020年にモデルチェンジした最新機器の消費電力は1032kWhとされています。年間の電気代は、27.864円にまで削減しました。
10年前のエアコンよりも年間で4,077円安く、15年前と比べると6,318円もお得です。やはり最新のエアコンは圧倒的に省エネと言えるでしょう。
エアコンは何年くらいで買い替える?
最新エアコンが省エネなのはわかりましたが、買い替え時はいつ頃なのでしょうか?実はエアコンを10年間使用すると、およそ5割も消費電力が高くなってしまうのです!12年を超えるとその増加率はさらにアップ。
また、安全に使用できるとメーカーが保証している設計標準使用期間は、エアコンの場合10年と言われています。
使い方にもよりますが10年を過ぎたエアコンは、いつ壊れてもおかしくありません。真夏の一番暑い時期にエアコンが故障しては一大事!猛暑日が続く日本でエアコンなしは、命に関わります。
さらにハイシーズンだと、予算より高いエアコンを購入することになる場合も。エアコンの購入は、計画的におこなうことが大切です。
最新エアコンは省エネですが、どうしても機器そのものが高くなってしまうのがネック。「何年後に元がとれるのかな」なんて考えてしまいますよね。
実は、省エネが叫ばれ始めた2,000年代からエアコンの性能は飛躍的にアップしたため、最新モデルじゃなくても、5年以内に製造されたエアコンであれば十分に省エネ効果が期待できるんです。
型落ちエアコンはもちろん、製造年数が新しく状態のいい中古エアコンもOK!専門店で購入すれば、クリーニングも整備も完璧に行き届いた新品同様の中古エアコンが見つかるため、お得です。
トータルに考えると、中古エアコンはかなりコスパがいいと言えるでしょう。初期投資やランニングコストを考慮して、部屋にぴったりあったエアコンを計画的に購入したいですね!